引越しや実家片付けで不用品をまとめるとき、モバイルバッテリーやハンディファン、コードレス掃除機などを他のごみと一緒にしていませんか。リチウムイオン電池は、強い衝撃や圧力が加わると発熱・発火する可能性があります。収集車や処理施設の火災を防ぐためにも、回収前に「電池が入っている物」を別にすることが重要です。
この記事の結論
- 取り外せる充電式電池・モバイルバッテリーは、端子をテープで覆い「有害ごみ」へ
- 充電式電池を外せない小型家電は、他の不燃ごみと袋を分け「危険」と表示
- 2026年4月から、広島市の不燃ごみは透明・半透明の丈夫な袋を使用
- 破損・膨張した電池は通常の回収ボックスへ入れない
- 片付け業者へは、電池内蔵品の有無を見積り時に伝える

広島市では2026年4月から不燃ごみの出し方が変更
広島市は、リチウムイオン電池などを使用した小型家電による火災を防ぐため、2026年4月1日の収集から不燃ごみの出し方を変更しました。中身が確認できる透明または半透明の丈夫なポリ袋を使用し、充電式電池を取り外せない製品は、他の不燃ごみと袋を分けて「危険」と書いて出します。
取り外せる小型充電式電池やモバイルバッテリーは、従来どおり「有害ごみ」です。製品の大きさだけで判断せず、まず電池を取り外せる構造か確認しましょう。
迷わないための3分類
| 状態 | 代表例 | 広島市での出し方 |
|---|---|---|
| 電池を取り外せる | 交換式の工具バッテリー、デジタルカメラ、コードレス掃除機 | 電池を外して端子を絶縁し「有害ごみ」。本体は大きさ等に応じて分別 |
| 電池を取り外せない | ハンディファン、ワイヤレスイヤホン、電動歯ブラシ、加熱式たばこ | 他の不燃ごみと袋を分け、透明・半透明の丈夫な袋に「危険」と表示 |
| 破損・膨張している | 膨らんだモバイルバッテリー、変形・液漏れ・異臭のある電池 | 通常の充電式電池回収ボックスへ入れず、市の案内に従う |
電池が入っていることを忘れやすい不用品
見た目が家電らしくない物にも充電式電池が使われています。片付けでは、次の品目を「電池確認ボックス」へ一度集めると見落としを減らせます。
- モバイルバッテリー、スマートフォン、タブレット
- ワイヤレスイヤホン、Bluetoothスピーカー
- ハンディファン、充電式カイロ
- コードレス掃除機、ロボット掃除機
- 電動工具、園芸工具、交換用バッテリー
- ゲーム機、ゲームコントローラー、携帯ゲーム機
- 電動歯ブラシ、シェーバー、美容機器
- 電子たばこ・加熱式たばこ
- 充電式ライト、防災ラジオ、ジャンプスターター
- 子ども用の電動玩具、ラジコン
取り外した電池は端子を絶縁する
金属端子が他の電池や金属に触れると、ショートして発熱するおそれがあります。取り外した電池は、プラス極・マイナス極など露出した端子部分をビニールテープ等で覆い、電気が流れない状態にします。複数の電池を裸のまま同じ袋へ詰めるのは避けてください。
- 機器の電源を切り、充電ケーブルを外す
- 取扱説明書に沿って電池を取り外す
- 端子部分へテープを貼って絶縁する
- 「有害」と明記した袋へ、資源ごみと分けて入れる
- お住まいの地区の有害ごみ収集日を確認する
分解が必要な製品や、無理にこじ開けなければ電池を外せない製品は、力を加えないでください。電池を傷つける可能性があるため、「取り外せない小型家電」として扱います。
区役所の回収ボックスを利用できる物
広島市は各区役所に充電式電池回収ボックスを設置しています。区役所の開庁時間中に手続き不要で利用でき、投入口は縦6.5cm・横13cmです。対象は、投入口に入る大きさで破損・膨張していない充電式電池とモバイルバッテリーです。
スマートフォンやハンディファンなど製品本体を回収する小型家電回収ボックスとは対象が異なります。現地で迷わないよう、電池単体なのか、電池を外せない製品本体なのかを先に確認しましょう。
膨張・破損したモバイルバッテリーはどうする?
膨らんだ電池、落下などで変形した電池、触れないほど熱い物、異臭や液漏れがある物は、通常の回収ボックスへ入れないでください。広島市では、破損・膨張した充電式電池やモバイルバッテリーを有害ごみとして収集するほか、西部リサイクルプラザでも受け入れています。
- 押す・曲げる・穴を開けるなどの力を加えない
- 充電や通電を試さない
- 直射日光、高温の車内、火気の近くへ置かない
- 通常の回収ボックスへ無理に押し込まない
- 緊急性を感じる発熱・発煙時は、近づかず消防へ相談する
不用品回収を頼む前の「電池チェック動線」
大量の片付けでは、袋詰めの途中で電池を探すより、最初に家全体を一周して充電式製品だけを集める方が安全です。次の順番なら短時間でも確認できます。
1. 充電場所を回る
コンセント周辺、机、枕元、洗面台、物置の充電器周辺を確認します。使っていない古い端末も対象です。
2. ケーブルと本体を組み合わせる
用途不明の充電器が見つかったら、対応する本体が押し入れや引き出しに残っていないか確認します。電池内蔵品を探す手掛かりになります。
3. 青い箱など目立つ容器へ隔離する
通常の不用品から離し、「電池確認・回収しない」と表示します。作業員にも場所を伝え、品目ごとに処分方法を確認します。
見積り時に伝えると安全な4項目
- 品目:モバイルバッテリー、電動工具、コードレス家電など
- 数量:本体と予備バッテリーを分けて数える
- 状態:膨張、破損、発熱、液漏れの有無
- 取り外し可否:電池単体にできるか、製品内蔵か
写真を送る場合は、製品全体、型番表示、電池の状態が分かる3枚を用意すると確認がスムーズです。膨張した物は動かして撮影せず、安全を優先してください。
よくある質問
モバイルバッテリーは不燃ごみですか?
広島市では、モバイルバッテリーは「有害ごみ」です。端子部分をテープで覆って出します。破損・膨張していない物は、区役所の充電式電池回収ボックスも利用できます。
ハンディファンは何ごみですか?
電池を取り外せる場合は電池を有害ごみへ分けます。取り外せない場合は、他の不燃ごみとは別の透明・半透明の丈夫な袋に入れ、袋へ「危険」と書いて出します。
電池を外すために家電を分解してよいですか?
無理な分解は電池を傷つけ、発火につながるおそれがあります。取扱説明書どおりに外せない物は分解せず、電池を取り外せない製品として扱ってください。
山口県でも同じ出し方ですか?
自治体によって分別区分や回収場所が異なります。広島市外では、お住まいの市町村の最新案内を確認してください。
まとめ:電池入り製品は袋詰めの前に分ける
リチウムイオン電池を安全に処分するポイントは、電池の有無、取り外し可否、破損・膨張の有無を先に確認することです。広島市では2026年4月から不燃ごみのルールが変わっています。取り外せる電池は絶縁して有害ごみへ、外せない小型家電は別袋に「危険」と表示しましょう。
電池を含む不用品の仕分けもご相談ください
クリーンリンクでは、広島県・山口県の不用品回収、実家片付け、ゴミ屋敷清掃、遺品整理に対応しています。電池内蔵品や処分方法が分からない物がある場合は、品目と状態が分かる写真をお送りください。回収対象と注意が必要な物を確認したうえでご案内します。
参考にした公的情報
※本記事は2026年9月8日時点の広島市公式情報を基に作成しています。制度、収集日、受入条件は変更される場合があります。排出前に広島市またはお住まいの自治体の最新情報をご確認ください。